沈黙の艦隊

沈黙の艦隊 ラストまで読まずに止まっている方がおられたら、それはとても勿体無い!国家の威信をかけた政治の駆け引きがひしめき合い、最終回を迎えるまで失速することなく、海江田艦長が問い、求めた国境・独立・日米同盟・保険・戦争・国連そして情報とは何か、思いも寄らない展開を見せてくれる。海江田艦長を中心とした漢達の熱き魂に触れたとき、『魂が熱い』というのはこいうことかと納得できる熱いマンガです。「沈黙の艦隊は戦争マンガではなかった」と思うことでしょう。

【あらすじ】日米共同開発によって極秘裏に生み出された高性能原子力潜水艦「シーバット」の艦長・海江田四郎が乗組員と共に試験航行中に深海へ潜行し所属艦隊から離脱。この奇行に翻弄される日米軍を相手に、海江田は潜水艦そのものを『国』とし、地球上全ての国から独立した国家『やまと』を宣言。原子力潜水艦には核弾頭が搭載されている可能性があり、撃沈できない駆け引きの中で、熱き男達のプライドを賭けた闘いが繰り広げられる。

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作者 かわぐちかいじ
掲載誌 モーニング
発表号 1988年~1996年
既刊巻数 全32巻
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