【あらすじ】紀元前の中国。500年の争乱が続く春秋戦国時代、中国西方の国の片田舎で「天下の大将軍になる」という夢を抱き、日々剣の修行に明け暮れる「信（しん）」と「漂（ひょう）」。2人は戦災孤児だった。大臣に見出され漂は一人仕官したが、秦国・第31代目の王である「政（せい）」の身代わりとして深手を負い息を引き取る。漂の想いと自らの夢のために乱世に身を投じる信の活躍を描く、中国戦乱の物語。

紀元前を部隊にした中国戦国浪漫が漂う中、キャラクターの生き生きとした力強い画風が魅力の作品。出てくる将軍それぞれの『美学』がストーリーを重厚にしています。力の篭った戦の描写もさることながら、知将による戦略もオモシロさの一つとなり、読み始めたら止まらない人続出！と評判の高い作品です。