夏目友人帳
正直オカルト系やホラー系は大の苦手です。人気の高かったこの本の試し読みをするときも、妖怪がでてきて内心焦りましたが、1話読み終わったときには涙で目がうるっとなっていました。怖い要素はどこにもなく、溢れんばかりの切ない心情に支配され、胸がぎゅっと締め付けられるようなストーリーが多いように思います。一話一話をゆっくりと読み進めたくなる、人恋しい時に読んでほしいそんなマンガです。
【あらすじ】高校生の夏目貴志は幼い頃に両親を亡くし、日常的に妖怪が見えることから、忌み嫌われ親戚の間をたらい回しにされていた。そんな折、祖母の遺品である「友人帳」なるものを見つける。それは、強大な妖力を持っていた祖母「夏目レイコ」が、妖怪をいじめて負かした証に奪い取った妖怪の名前を記した契約書。名前を記された妖怪は、その帳簿を持つ者に服従しなくてはいけない。それ以来、貴志はレイコと間違われて襲われたり、名前を取り戻そうとする妖怪たちから狙われながら、妖怪たちに名前を返していく日々を送り始める。A
作者 | 緑川ゆき |
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掲載誌 | LaLa・LaLa DX |
発表号 | 2003年7月号~連載中 |
既刊巻数 | 19巻 |