海難救助を中心とした、海上保安官の命をかけた活躍と心の葛藤を描いた「海猿」は、全国450スクリーンで公開され、累計570万人の観客を動員した大ヒット映画にもなりました。実は、映画は原作とは全く違う完全オリジナルストーリーなんです。原作ではさまざまな海難現場の過酷な現実と隊員の熱い使命感、そして彼らを待つ家族の葛藤や海上保安官の厳しさなどが、力強いタッチでリアルに描かれていて、ページをめくる手が止まりません。『命を繋ぐ』仕事を、ぜひ手の平で感じて下さい！

【あらすじ】海上保安官の仙崎大輔は、第三管区海上保安本部所属の巡視船「ながれ」に乗り込み、日夜、海洋における全てのトラブルに対応していた。ある日、舵が故障して漂流する船からの救難信号を受けて出動し、炎上する船から乗員名簿に記載されている全員を救出した。しかし、誰もいるはずのないコンテナの中から女性の声が･･･？！溶接された扉の向こうに密航者を発見した仙崎は、沈没までの15分間で全員を助け出すため、命をかけて動き出す！